ペンハリガン「LUNA(ルナ)」、ディプティックのロンブルっぽい
英国王室御用達パフューム「ペンハリガン」の「ルナ」をお試ししました。
ペンハリガン ルナの一般情報↓
ペンハリガンのレディースのラインナップでは、今人気の香りだそうだ(伊勢丹の販売員談)。
シュッとひと吹きした時のわたくしの印象は、
「diptyqueのロンブルダンローやん」
だった。( ´,_ゝ`)プッ
ディプティックのロンブルを先に知ってると・・・
有名ブランド香水の香りが、どれも似た感じのものが多いのはある意味当然。
調香師が同じだったりしますしね。
しかし、この「ルナ」の香調は、ティプティックのロンブル知っている人にとっては
「ディプティックの香りどえす(ドヤァァアアア)」
という印象があまりにも強い。
それだけこれ系の香りってディプティックがうまく宣伝したなと。。。
とはいえ人気出るのわかります、「ルナ」の香り
ロンブルロンブルと言ってばかりだったが、ペンハリガンの「ルナ」、もちろん良い香りなのですよ。
オレンジ系のほろ苦い香りとローズの香り、それにジンのような香草ぽさと青みが加わって、「○○の香り」と一言で言えないような、ほろ苦甘爽やか影のある香り。
公式では「香調:フローラル シトラス」となっているが、結構、草の青みというか草っぽさが入っている。バルサムモミ(=モミの木)とも書いてあるので、松ヤニっぽさが含まれているような。
(一言で言えないだけに、ロンブルダンロー知っている人には「ロンブルの香りに似てるよ!」という方がてっとり早い)
ロンブルもそうですが、これ系の香りって確かに「○○が主となる香り」と明確に説明しづらい。
だからルナも「月の女神からインスピレーション。月の光のごとく繊細に香ります」といったドリーミンな方向性のご説明になっている。
同じくロンブルの説明も「水に映った影」という極めてポエミィなもので、やっぱりこれ系の香りは筆舌に尽くしがたく、太陽よりも月、影のあるものといった表現がしっくりくるのよね。
(ロンブルより)控えめで優しいのがいい人には「ルナ」
もちろんロンブルダンローとの違いもありますよ。
ただ、大雑把な私の鼻からすると、ほとんど同じですwww
ルナとロンブルダンローとの違いとしては、
・ロンブルダンローの方がトップに生々しいほどの葉っぱ感がある
・ロンブルダンローの方がより個性が強く、ユニセックス
・ロンブルダンローの方が、より甘さがでる
・ロンブルダンローの方が、香りが強く長時間もつ
つまり
ロンブルダンローの方が、総じて個性的である
という感じで、近い香りだけれど個性も香りも総じて控えめなのがペンハリガンのルナ、といった印象。
ロンブルダンローはディプティックをディプティックたらしめている名香だけれど、あの甘さが苦手という人や、香り強すぎ個性的すぎと思う人にはこちらの「ルナ」はおすすめ!
これ系の香りが好きで、ロンブルとルナで迷う人は、あとはインスピレーションで自分ぽいと思う方を選ぼう。笑。ストーリーの好みやビンのデザインとかね。
ちなみに私にとっては、先にロンブルの刷り込みが強く、そしてより個性的な方が好きなのでロンブルの勝ちです。
ーーーーーーーー
そんなんで「ルナ」、まとめると・・・
ロンブルダンローありきの説明になってしまい、知らない人には何のこっちゃという内容になってしまって申し訳ない。
しかし私にとってはそれくらい、それなしでは語れない香調だったということでご了承ください。
(了)
最近のコメント