宝石鑑定士GIA GG、働きながら目指すにはどうすればいいか(2018年編)
2018年現在、いわゆる宝石鑑定士・GIA GGを日本で取得するには?
これ、ネットで調べていても、宝石関係者ならいざ知らず、門外漢にはイマイチよくわからんですよね。
日本を撤退した?とか情報が古かったり、GIA公式は一般人にはわかりづらい。。。
ということで、実際にGIA Tokyoに問い合わせてみましたよ( ´,_ゝ`)
!あくまで2018年10月の情報です。随時状況が変わりそうだったので気になる人は直接GIAに問い合わせてみてください!
2018年現在、日本でGIA GGの資格を取ることはできるのか?
私がネットで調べる限りでは、GIAの日本校「GIA JAPAN」が2015年で閉校。
ということは、今、GIA GGを取得するには、アメリカ等の海外校へ通うか、英語で通信教育しかないということ??
それだと、英語ペラペラでもない限り、相当に志の高い人でも諦めるレベルです。
しかしここで朗報。
GIA JAPANなき後、新たに「GIA TOKYO」が装いも新たに御徒町にオープンしているのです。
今、このGIA TOKYOでGGを取得することができるのか??
この情報に関する真偽のほどを、「GIA TOKYO」に直接問い合わせて見ました。
GGへの道(2018年版):「ダイヤモンド関連」なら日本で受講できます
さて、ここでGIA GGを取得するには?のおさらいを。
GGになるには、「ダイヤモンドディプロマ」と「カラーストーンディプロマ」の2つを取得することが条件。
要はダイヤと色石、どちらにも詳しくなければGGにはなれないんですね。
で・・・
2018年現在、日本のGIAすなわちGIA TOKYOで受けられるのは、そのうちのダイヤモンド関連の2講座のみだそうです。←わかりやすく言うと、GG取得のため必要な単位のうち20%くらいかな笑。
他のコースも開設準備を進めているので、2019年には日本語で受講できる講座が徐々に追加されるみたいですが、現状はそんな感じです。
カラーストーンのコースが「日本語で」受けられるのは数年先かも(詳細未定とのこと)
カラーストーンについては、初級編の「カラーストーン エッセンシャル」コースが2019年以降に日本語でのコースがスタートするようでした。
それだけ本国GIAの文献が刷新されていて、新しい教材の日本語訳に時間がかかるのですね。
つまり、日本で働きながら(英語教材でなく)GGを目指すのであれば、あと3年以上かかりそう・・・というイメージがよろしいかと。
結構、遙かなる道のりですね。
つまり、日本ですぐにGGになる方法は無いの?という問いへの答えですが、結論としては現行日本語では無いってことですな( ´_ゝ`)
ごるぁぁぁGIA早くしろぉぉぉと言っても、GIAは非営利団体だし仕方ないので、できることをやるしかないですな〜
働きながらGGを目指すなら、急がば回れでもメリットがある
しかしですよ。
高校や大学卒業したての若者ならいざ知らず、私はバリバリ働いている社会人です。
学費や会社の仕事のことも考えると、GIA Tokyoがこれからオープンさせる日本語での開講スケジュールに合わせてゆっくりと受講していくのは、悪くない気がします。
特に学費が受講コースごとに支払いできるので、一度に100万円とか支払わないで済むのはありがたい。(途中で気が変わってやめても最小限の痛手で済む)
資格マニアでもない限りは、GG取得するまでの2〜3年内に、資格はなくても経験を積めることはたくさんあるはず。
だから、どっしりと3年計画で構えてやるのも良いと思います。
逆に、とにかく早く、2019年中にGGを取得したい!と強くお思いの方は、海外留学か英語での通信教育しかない現状です。
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いかがでしょう。
名実共にプロになるためには資格は必要なプロセスだと思いますが、やはり一番大切なのは人間性と感受性、ビジネスのカンと経験値、賢さをゲットすること。
どれほど良い肩書きがあれど資格だけでは現場で全く役に立たず、また、どれほど良い仕事をしても社会的信用=資格がないとセーブされてしまう仕事はたくさんあります。
「資格」と「経験や豊かな人間性」、どちらもプロの仕事には必要不可欠だから、急がば回れの精神で両方手に入れるのが、何事も「道」になるのです。
(了)
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