【試してみた】紅茶の香りがする香水【レモンティーの香り】
紅茶のような香りの香水ってどうなんでしょう?
グリーンティーや紅茶の香り、個人的なイメージだと軽めで本格的ではないのかな?という気がしていました。そこで「大人の紅茶」を求めて色々試してみましたよ。
こうやって調べてみると、アニックやペンハリガン、ラルチザンなど一流メゾンでも出している男女問わず人気の香調。
私としては今回は、日本人でも素直に紅茶、レモンティーを感じるかどうかに重きを置いて試香してみました。
アニックグダール/イル オ テ
公式には「グリーンティーの香り」。お茶系の香りがシトラス系の香りとあいまってレモンティーの香りに感じます。
個性はさほど感じられないが、爽やかで優しく、レモンティー再現度は結構高いかなと。
最初から最後までレモンティーらしさが失われないので、レモンティーの香りでトップからラストまで全うしたい人には良いのではないかしら。
立ち位置が全然違うので比べるのもアレだが、激安コロンのエリザベスアーデンのコロン「グリーンティー」(下にレヴューします)に似寄りの香りの方向性とも思いました。
個性控えめゆえに、アニックグダールに求める香りじゃないという人も多いかもしれないが、それを差し引けば男女、年齢問わず好まれるクセの少ない香り。(しかしそれにしては高すぎるよな)
大人の紅茶度★★★★
(落ち着いたレモンティー感)
アニックグダール/シェ ブレフォイユ
一般的に「レモンティーの香りがする」と言われているこちら。
え、あれ?私にはレモンティーの香りがしない・・・レモンの香りはするけれど。思ったよりフローラル系でした。
これはこれで清楚な女性らしい良い香りだけれど、紅茶っぽくはないと思った次第。
大人の紅茶度★★
(レモン&フローラル)
ペンハリガン/マラバー
トップノートは、なかなかの紅茶っぷり。
レモンも香るが、爽やかすぎる香りが物足りなく思う人にも丁度良い、まろやかさがあるナイスレモンティー。 ←?
ミドルにはローズとスパイスの香りに変化していくので紅茶感無くなります。少し女性っぽく、そしてお香っぽいエキゾチックな香りに変化。
最後は、レモンティーどこ行った・・・という甘くスパイシー&ウッディーな香りで終了。でも全体的には甘過ぎず、単調すぎず、出過ぎず、オリエンタル過ぎずで上品なまとまりがある。
他の「お茶系香水」にはゼロの「セクシー要素」がほんの少〜〜〜しだけあるのも特筆すべき点。
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全体的には、純粋に「紅茶の香り」を求めている人にとっては、香りが変化しすぎるゆえちょっと難しいタイプの紅茶感。
しかし
個人的にかなり好きな香り。スパイス系好きにはオススメです。
私が個人的に今回のラインナップの中で買うならこれですね。しかし、爽やかフレッシュなレモンティーがいい人には甘過ぎ&個性的に感じられるかも。この中では好き嫌いは分かれやすそう。
大人の紅茶度★★★
(最初だけレモンティー)
ラルチザンパフューム/テ プー アン エテ(ひと夏の紅茶)
トップは紅茶感よりも、シトラス感が強い。
言い方は悪いが、レモンの芳香剤的な方向性の香調。しかしもちろん安い芳香剤のような嫌な感じはせず、すっごく良い香料使ってる芳香剤、、、あれ、何言っているんだ私は。
しかし日本人が思い出すノーマルなレモンティーの香りという感じはしなかった。
大人の紅茶度★★
(おしゃれ過ぎてレモンティー度低め)
R fragrance(アールフレグランス)/ティーブレイク
これぞ日本人の思い描く、優雅なレモンティーの香り!
トップは午後の紅茶レモンティー。
と言うと「高級フレグランスなのに午後ティーかよ!」と思うかもしれないが、ちゃんと安っぽくない、芳醇で優雅な紅茶の香りがする。後半はお砂糖の甘さがほんのり柔らかく香り、うっとり。
ラグジュアリーで贅沢な香りなのに重くならず、日本人にとってクセがなく使いやすい。軽過ぎない「レモンティー」ズバリの香りをお求めの人はお試しあれ。
大人の紅茶度★★★★★
(わかりやすく言うなら午後ティーレモン)
ジョーマローン/アールグレイ&キューカンバー
うーんアールグレイか?これ。
シトラス香るので、レモンティーっぽくはあるかな。でも紅茶というほどの香りは感じず。キューカンバーのきゅうりっぽさもそれほど無いです。
と思ったら後半は甘いバニラ系になり、「香水売り場」のような全然違う香りになりました。
うーん?特徴がこれといって無いというか、ちょっとチャラくてロクシタンぽいというか、、でも合コンとかはこれくらいのナンパさがあったほうがモテるのかもしれない。
大人の紅茶度★★
(アールグレーというよりキレイなオネエちゃんの香り)
エリザベスアーデン/グリーンティー
紅茶の香りといえば幅広くポピュラーなのがこちらのコロン。
普段おフランスもののしっかりした香りを嗜んでいる人にとっては軽ッ!安ッ!と感じるかもしれないが、とにかく大人気なんだからその事実を受け止めよう。
個人的にはウェスティンホテルのロビーで感じられる「ホワイトティー」の香りに似てると思う。ティー系の香りは、高級ホテルで採用されることがよくある。それだけで不特定多数の人に受け入れられるいい香りということで説得力があるよね。
このエリザベスアーデンのグリーンティーの香りはシンプルで、めっちゃ早く飛びます笑。そこが気軽でいいところっちゃいいところ。安いし。。。
大人の紅茶度★★★★
(爽やかレモンティーだが、すぐ飛ぶ)
<番外>ブルガリ プールオム
個人的にこれに紅茶の香りが入っていると感じたことはないのだが、ベースがダージリンなんですね。しかし有名な香り過ぎて、もはや「ブルガリプールオムの香り」としか思えない香り。(でも紅茶なんですってよ)
実は個人的にかなり苦手な香り。
しかし一般的には広く人気の香りで、私の友人女子でも「一番好きな香り」という人も。だから多分私が少数派と思います。
なぜ苦手かというと、いかんせん有名すぎる香りだからかな。香りはパーソナルなものだから・・・名香だったとしても、人気出過ぎの弊害で、これが香ってくる男=ダサい、安っぽい と感じてしまう人も多いのではなかろうか。
これだから香りは難しく面白い。
紅茶の香り、という議題からそれましたが、一応、ダージリンベースの香りということで取り上げてみた。
大人の紅茶度★
(ダージリンどこ??)
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紅茶の香り系フレグランスは、総じて香水に酔いやすい人にも優しいものが多いという印象だった。全てユニセックスでいけるのもいい。
アニック、ペンハリガン、ラルチザンなどメゾンブランドのこれらは、高い割にはトビが早くて香りが弱すぎるという意見も多いけれど、こういうシンプルで使用頻度の高い香りこそ名のあるブランドで揃えて(心の中で)ドヤる・・・というのも贅沢かも。
(了)
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