R fragrance(アールフレグランス)はレモンティー香水の中で一番いい香り
日本人が作る、メイドインジャパンの香水をどう思うだろうか?
それもヨーロッパのものと引けを取らない、ラグジュアリーな日本製の香水。
私としては、正直最初、惹かれなかった。
なぜか?
香水文化が日常的にそこまで浸透していない多くの日本人にとって、香水は実用品というよりもその製品のイメージやストーリー、ロマンを自己投影するツールゆえ、同じ日本人が「日本人にほんとうに合う香りを調合した」という実直なものよりも、ワケのわからないフランス人が「夜が明ける前の一瞬を表現した香りだ」とかなんとか言った方がハクが付き、とんでもなく良い香りに感じたりする。笑
そこへいくと、同じ日本人が作った日本のブランド、というだけで地に足がつき過ぎるという、まあ平たく言えばイメージの問題が大きいですね。
という前提はありつつ、日本人が作った日本人のための香水「R fragrance(アールフレグランス)」を試してみました。
どの香りも柔和で、オリエンタルなラグジュアリーホテルのロビーにいるかのような、少しミステリアスで艶のある香りにハマりましたよ。
R fragranceの「TEA BREAK」は紅茶の香り
R fragranceの一番人気という「ティー・ブレイク」をお試し。
シュッとひと吹きの感想は、本当にレモンティー。
これは、まさに午後の紅茶レモンティー。←ラグジュアリーはよ
レモンティーというと英国やらを思い出しそうになるが、この香りは「舶来もの」に憧れた日本が独自に開花させた「お紅茶のお茶会」のような香り。
アールグレイとレモン、お砂糖の他には、余計な花の香りなどは表立っては感じさせない潔さと優しさがあるのがとても日本人好みなのではないだろうか。かといって軽すぎて安っぽい感じはしないのが秀逸。親しみやすいのにラグジュアリーですよ。
個人的には、子どもの頃に叔母と母とで昼下がりにサンドイッチと一緒に頂いたお砂糖の入った甘いレモンティーが思い出された。私の思い出の中のちょっと優雅なひととき・・・。
現代では、華やかなフレイヴァーティーやハーブティーなどがたくさんあるけれど、そもそも「優雅」の象徴だったのはこういう香りだった・・・ということを思い出させてくれた。
香調的には、本当に好き嫌いが別れにくい柔らかな香りなので、ほんとの意味でオフィスOK、両親同席のお食事会もOKな感じかと。
思い出しただけで、ちょっともう一回嗅ぎたいもの。やっぱ買おうかしら笑
メジャーになって欲しい、けど今なら誰とも被らない
ということでR fragrance、お世辞抜きで本当、日本人に好まれる良い香りでした。
まとめますと
やはり私としても、ここのブランドならまずはTEA BREAKから試してみるのがいいと思います。香りの方向性は、上等なアールグレイのレモンティーと思ってくれれば間違いないです。
とは言え
まだ試せる場所も少ないのよねぇ・・・。いきなり買うにはお高いし・・・。
(了)
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