ディプティック/オーデサンスを試してみたけど Eau de Sens

今日はディプティックから「オーデサンス」オードトワレを試してみた。

 

 

 

私にとっては、子どもの頃によく嗅いだ覚えのある「大人のオーデコロン」的だった。

大人というか、ちょっとオッサンの付ける香りにも感じてしまった。

 

 

五感を錯覚させる立体感のある香り?「オーデサンス」

 

ディプティック公式の説明文ですと・・・

 

オーデサンスは、錯覚を招くような構成になっている。

それは触れることができそうなほどに、肌を心地よく撫でる。

この香りは五感をないまぜにし、甘美なご褒美のようにたまらなくさせ、 溢れ出る滝のような新鮮味を呼び起こさせる。

オーデサンスは、これまでの香り創作のアプローチとはうって変わって、創作の背景にある“アイデア”だけに頼って創られた。

それはビターオレンジの特徴の全て──枝、葉、果実を含む、木の根元から先端まで──を五感で感じさせる香りだ。

(diptyque公式より意訳)

 

 

相変わらず素敵に詩的すぎて、ハアふーんといった公式ページの説明です。

つまり、オレンジの木の根っこから先端まで全てを再現した、五感に訴えかける調香だよと。そういうことです(多分)。

 

 

また、オーデサンスのラベルの裏には、60年代に生まれた「オプティカル・アート」からインスパイアされたイラストを施しているとのこと

 

オプ・アートとは、平たく言うと「目の錯覚アート」。

 

 ※これは「オーデサンス」ラベルの裏の絵ではなくオプ・アートの一例です※

 

ラベルの裏にはこういったオプ・アートが施されていて、「錯覚」の演出がなされている。

 

細部にも「五感を錯覚させるほどの斬新なアイデアから生まれた香りですよ」というディプティックの遊び心が現れていて、クリエイティビティに溢れたニクい演出ですね。

 

 

 

今までにない手法で作ったら意外と地味に収まった的な

 

さて肝心の香り。

 

「ビターオレンジの木のてっぺんから根っこまで」といった言葉尻から比べると、オレンジのフルーティーさやフラワーの香りは強くは感じず。

 

どちらかと言うと皮の渋めなオレンジ感があり、甘さはそれほど無く。

 

シュパッとしたフレッシュさも少なめの、言うなれば地味オレンジ。

 

 

ジュニパーベリーも入ってるということで、どこかでお酒のジンのような引き締まった香りがほんのり。パチュリの重苦さも何となくあり。

 

最初に嗅いだ時は、この辺の香りを強く感じて「お香の匂い?」とも思った。

 

でも何かと言われれば、やはり全体的には柑橘系の香り。

 

煮え切らない説明ですみません。

 

うーん、そうですね、つまり・・・

 

斬新な手法で全く新しいモノを作ってみたらあら不思議、意外とフツーの感じに仕上がった

 

そんな香りに感じた。笑

これは香りに限らず、物作りに携わっているとよくある着地点でもある。

 

とはいえ、往年の男性向けのコロンのような香りにも近い気がするので、意外に落ち着く?というか、好きだと感じる人も多いかもしれない。私は言葉に詰まったが笑。

 

 

入浴剤的というか、昔のコロンというか

 

ところで、大変個人的なことを言うと、これが私個人的には、全く魅力を感じない香りでして。(正直)

 

なぜかと言うと、私にとってはどうしても幼い頃に祖母の家で風呂に入った時に嗅いだバス○リンの香りに感じてならない。

そして当時若かった我がジイさんの服からこういった香りがしていた記憶が。。。

 

ということで、個人的にこの香りがする男=うちのジイさんの記憶と結びついてしまうので、どうしてもセクシーとかそういった香りには感じられない。古臭く感じる

 

まあこれはごく個人的な意見だけれど、他の人の口コミにも「有名入浴剤の香りに感じた」というのは見受けられたので、そこだけご参考ください。

 

 

 

まとめると

 

いえ決してディスっている訳ではないのですが・・・

煮え切らなくてすみません。個人的に難しかったです(苦笑)

 

でも多分、無難にいい香りと感じる人は多そうですよ。

 

以上です。

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です